もしも人生が映画なら
もしも人生が映画なら
私は脚本にケチをつけるだろう
「なんてつまらない映画なのだ」と
まず主人公に華がない。
もっとビジュアルを良くするべきだ。
そして主人公がわかりにくい。
何を表現したいのかわからない。
何を志しているのか、何に魂を燃やしているのか
どんな生き様なのか、何も感情移入できない。
好きにもなれない、
面倒で、まどろっこしくて
どちらかと言えば『嫌い』なキャラクターだ。
こんな味気ないキャラクターを中央に配置しているのだ
劇的なストーリーが展開していく訳がない。
ストーリーの起伏もなければ
ピンチに助けるヒーローも現れない。
監督は誰だ。
脚本は誰だ。
主人公は誰だ。
誰に言えば
誰が変わればこの映画は面白くなるのだ。
もしも人生が映画なら、
私の愚痴は最後まで止まらない。
愚痴をこぼしている間は 映画がつまらないのだから